本書は初学者の大学生などにもわかりやすい生命倫理(学)の入門書として書かれたものである。本書では2つのアニメ作品をもとに、現代社会にどんな生命倫理的問題が潜んでいるかを解説していこう。本書が取り扱うアニメ作品の1つはアニメポケットモンスターシリーズの映画第1作目である『ミュウツーの逆襲』(1998年公開、リメイク版2019年公開)だ。こちらは人工的に造られた生命体であるミュウツーが自身を作った人間に逆襲をしようとする物語である。もう1作のアニメは、『機動戦士ガンダムSEED』(2002年放送)だ。こちらは遺伝子操作を受けた「コーディネーター」と遺伝子操作を受けていない「ナチュラル」と呼ばれる2種類の人間が戦争をする物語である。どちらも少し古い作品ではあるが、その物語が提起する生命倫理的問題は今も色あせないものがある。本書を読んで興味が出た方は、ぜひ実際の作品も見ながら生命倫理の問題を考えてみてほしい。※なお本書の購入特典として本書の内容をYouTube上で解説した動画を付属している。興味のある方は文末のURLから動画も見ていただけると幸いである。著者略歴水島 淳 1991年生まれ。大正大学大学院文学研究科修了(文学修士)。小説、論
本書は初学者の大学生などにもわかりやすい生命倫理(学)の入門書として書かれたものである。本書では2つのアニメ作品をもとに、現代社会にどんな生命倫理的問題が潜んでいるかを解説していこう。本書が取り扱うアニメ作品の1つはアニメポケットモンスターシリーズの映画第1作目である『ミュウツーの逆襲』(1998年公開、リメイク版2019年公開)だ。こちらは人工的に造られた生命体であるミュウツーが自身を作った人間に逆襲をしようとする物語である。もう1作のアニメは、『機動戦士ガンダムSEED』(2002年放送)だ。こちらは遺伝子操作を受けた「コーディネーター」と遺伝子操作を受けていない「ナチュラル」と呼ばれる2種類の人間が戦争をする物語である。どちらも少し古い作品ではあるが、その物語が提起する生命倫理的問題は今も色あせないものがある。本書を読んで興味が出た方は、ぜひ実際の作品も見ながら生命倫理の問題を考えてみてほしい。※なお本書の購入特典として本書の内容をYouTube上で解説した動画を付属している。興味のある方は文末のURLから動画も見ていただけると幸いである。著者略歴水島 淳 1991年生まれ。大正大学大学院文学研究科修了(文学修士)。小説、論