まえがき 本書は、主に大学院修士課程進学を希望し、提出書類として研究計画書を書かなければならなくなった文系の学部生(大学生)、社会人、留学生を対象とした研究計画書の書き方の入門書である。しかしそれだけに留まるものではない。執筆陣は、「応用倫理」分野という共通の研究課題を持つが、そのバックボーンは大きく異なる。哲学、宗教学、政治学、経済学、医学、心理学などなど様々な専門知識をバックボーンに書かれた本書は、広く文系の研究とは何かを理解できるものとなっている。研究とはなにをすればいいのかわからないまま卒業論文を提出したという方に関しても、新たな学びになるし、今卒業論文を書いているという方にも良い刺激となるだろう。ぜひ本書を活用し、理系と違い謎に包まれている「文系の研究」という世界の奥深さ、面白さを味わい、自身の今後の人生に活かしてほしい。 著者略歴水島淳(第1章担当) 1991年生まれ。大正大学大学院文学研究科修了(文学修士)。日本生命倫理学会、日本いのちの教育学会正会員。小説、論文、学術書からエッセイまで幅広く執筆活動を行う文筆家。学術的専門は生命倫理学、宗教学。現在は反
まえがき 本書は、主に大学院修士課程進学を希望し、提出書類として研究計画書を書かなければならなくなった文系の学部生(大学生)、社会人、留学生を対象とした研究計画書の書き方の入門書である。しかしそれだけに留まるものではない。執筆陣は、「応用倫理」分野という共通の研究課題を持つが、そのバックボーンは大きく異なる。哲学、宗教学、政治学、経済学、医学、心理学などなど様々な専門知識をバックボーンに書かれた本書は、広く文系の研究とは何かを理解できるものとなっている。研究とはなにをすればいいのかわからないまま卒業論文を提出したという方に関しても、新たな学びになるし、今卒業論文を書いているという方にも良い刺激となるだろう。ぜひ本書を活用し、理系と違い謎に包まれている「文系の研究」という世界の奥深さ、面白さを味わい、自身の今後の人生に活かしてほしい。 著者略歴水島淳(第1章担当) 1991年生まれ。大正大学大学院文学研究科修了(文学修士)。日本生命倫理学会、日本いのちの教育学会正会員。小説、論文、学術書からエッセイまで幅広く執筆活動を行う文筆家。学術的専門は生命倫理学、宗教学。現在は反