はじめに 今の人類がこの地球上に現れたのはたかだか5~6万年前のことです。地球の46億年の歴史から見たら、ほんの一瞬の間、人類が地球に生きてきたに過ぎません。人類に至るまでの生命の歴史をたどれば、とてつもない長い時間の経過があったわけですが、私たちはその歴史の断片しか知りません。その断片を遺してくれたのは、私たちの遠い祖先たちですが、その形態は化石であったり、琥珀であったり、はたまた冷凍状態で見つかったマンモスの遺体のような生身に近いモノもありました。ですが、そんな断片的な情報だけで私たちは生命の進化の歴史を語ろうとしているわけですから、乱暴な話です。ですが、断片的な情報しか得られなくとも人間にはたくましい想像力があります。今の科学で語られている仮説の大部分はこの想像力のたまものなのです。この想像力を使えば、過去の歴史だけでなく未来予測も可能です。ここでは地球の歴史に学び、そこに流れる進化の法則をたどり、その法則を未来に適用して、あなたが未来をどう幸せに生きて行けるのかについて解説をしてゆきます。 杉山三郎
はじめに 今の人類がこの地球上に現れたのはたかだか5~6万年前のことです。地球の46億年の歴史から見たら、ほんの一瞬の間、人類が地球に生きてきたに過ぎません。人類に至るまでの生命の歴史をたどれば、とてつもない長い時間の経過があったわけですが、私たちはその歴史の断片しか知りません。その断片を遺してくれたのは、私たちの遠い祖先たちですが、その形態は化石であったり、琥珀であったり、はたまた冷凍状態で見つかったマンモスの遺体のような生身に近いモノもありました。ですが、そんな断片的な情報だけで私たちは生命の進化の歴史を語ろうとしているわけですから、乱暴な話です。ですが、断片的な情報しか得られなくとも人間にはたくましい想像力があります。今の科学で語られている仮説の大部分はこの想像力のたまものなのです。この想像力を使えば、過去の歴史だけでなく未来予測も可能です。ここでは地球の歴史に学び、そこに流れる進化の法則をたどり、その法則を未来に適用して、あなたが未来をどう幸せに生きて行けるのかについて解説をしてゆきます。 杉山三郎