The Main Points of Shakespearen Works II shakespeare sakuhin no youten

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「シェイクスピア作品の要点Ⅱ」は、「問題劇」と「ロマンス劇」に分類されている以下の作品を対象としています。
問題劇：トロイラスとクレシダ、終わりよければすべてよし、尺には尺を
ロマンス劇：ペリクリーズ、シンベリン、冬物語、テンペスト

　これらの作品を理解するために必要な「キーポイント」を３つ明示し、それらに基づいて解釈することにより、これらの作品の制作目的や意義を明確に把握することができることをお示ししています。
「上巻」では、そのうち、最初のキーポイントに基づく解釈をお示ししています。そのキーポイントが何であるかは「上巻」の中でお示ししています。
　できるだけ広範な方々に疑問の余地なくご理解いただけるようなものとするため、一部に詳細な説明や挙証を要したところがありますが、本書でお示ししている知見は、シンプルなものであり、基本的なアイデアや結論は、明確に記されています。
　必要に応じ各作品の内容のご紹介も行っているので、これらの作品を読まれたことのない方々にも十分ご理解いただけると考えています。