本書は、日本語を自然でわかりやすい英語に翻訳するためのテクニックを、日本人の翻訳者向けに解説した本である。2005年に上梓された『技術翻訳のチェックポイント~技術英文の作成と評価~』に続く、著者の2冊目の本となる。 著者は長年、日英の技術翻訳に携わったネイティブエディタであり、日本語から直訳することによって起こる弊害を熟知している。その経験を活かし、直訳によって生まれるおかしな英文とその解説、および正しい英訳の方法を、豊富な訳例を使って紹介している。おかしな英文については、それを読んだネイティブスピーカーがどう感じるかが少しユーモラスに説明されていて、ネイティブの視点から見た英訳上の問題が日本人にもすんなりと理解できるようになっている。 日英翻訳の学習者だけでなく、翻訳を依頼するクライアント側にとっても、翻訳品質を評価する目を養うという点でお勧めできる本である。
本書は、日本語を自然でわかりやすい英語に翻訳するためのテクニックを、日本人の翻訳者向けに解説した本である。2005年に上梓された『技術翻訳のチェックポイント~技術英文の作成と評価~』に続く、著者の2冊目の本となる。 著者は長年、日英の技術翻訳に携わったネイティブエディタであり、日本語から直訳することによって起こる弊害を熟知している。その経験を活かし、直訳によって生まれるおかしな英文とその解説、および正しい英訳の方法を、豊富な訳例を使って紹介している。おかしな英文については、それを読んだネイティブスピーカーがどう感じるかが少しユーモラスに説明されていて、ネイティブの視点から見た英訳上の問題が日本人にもすんなりと理解できるようになっている。 日英翻訳の学習者だけでなく、翻訳を依頼するクライアント側にとっても、翻訳品質を評価する目を養うという点でお勧めできる本である。